タイトルどおりなんですが
株主優待券で支払った場合でも領収書は全額書いてもらえるらしいよ~
というのを紹介します。
株主優待券で支払った場合でも → 領収書は全額書いてもらえる
例えば、とある店で会計が5,000円だったとして
- 株主優待券:3,000円
- 現金:2,000円
という感じで株主優待を併用して支払ったとします。
この場合、店によっては「現金で支払ってもらった2,000円分の領収書しか発行できません!」みたいなことを言われる場合があると思うんですが
領収書は5,000円分を発行してもらってOKらしいです↓。
支払った者からすれば、それが現金であれ、商品券等の現金等価物であれ、相応の対価の支払いをしたわけですから、商品券等の金額も含めた領収書を発行していただけるのではないでしょうか?
ただし、領収書の内訳で、現金や商品券等の明細が記載されている場合はよく見かけます。________________________________________________
一般的には、現金のみで購入した時も、有価証券のみで購入した時も、あるいは両方を組み合わせて購入した時も、相手方に申し出れば全額の領収書を発行してもらえます。
相手方からすれば、全額の商品代金の決済と受けたことには変わりないからです。
株主優待によっては → 割引分の領収書は発行しないよ!と書いてる
ただ、株主優待券によっては「割引分の領収書は発行しないよ!」と書いていることがあります。
以下の画像は、すかいらーくの株主優待券の裏面なんですが
「本券のご利用に際し、割引分に対してはTポイントの付与や領収書の発行はできません。」
と書かれています。
でもちょっと待ってください。
国税庁によると、株主優待って雑所得の対象になるらしいので↓、「金券」扱いだと思うんですよね。
株主優待を受け取った場合は雑所得に該当しますので、「雑所得(その他)」から入力してください。
つまり、「株主優待は現金と同じ価値があるよ!」と言っているわけです。
それなのに
支払うときは「割引券」扱いになるので、割引分については領収書の発行はできません!
っておかしくないですか・・?
株主優待も現金と同価値なんだろ?
だったら株主優待で支払う=現金で支払うって同じ意味なんだから領収書発行しろよ!と。
というか、もっと言えば
「株主優待券をメルカリなどで現金に交換して、現金として使ったら全額分の領収書を発行してもらえるとかおかしくね?」
って話になっちゃうと思うんですよね。
株主優待=雑所得というのはおかしい
ただ実際問題、株主優待を雑所得として申告している人なんてほぼいないと思うんですよ。
というかそもそも株主優待をどうやって現金に換算すんの?って話ですからね。
例えば、
- お米10kgをもらった場合ってどうやって現金換算すんの?
- 株主優待券を1万円分もらったけど、一つの店舗でしか使えない優待券を現金と同価値とするのはどうなの?
みたいな。
しかしながら、「株主優待は非課税だ!」と国税庁が認めちゃうと、配当を下げて株主優待ばかり配る企業とか出てきて、「株主優待で1,000万円分もらってるのに非課税」みたいな人がわらわら出てきちゃったりするので、今のような現状になっているんだと思うんですけど
それだったら企業に
- 「この株主優待は現金換算すると○○○○円です」
- 「なので○○○○円の雑所得として申告してください」
みたいに告知させたらいいのにとも思いますけど、そうすると同じ商品を配っている企業同士で金額が違ってたりして「なんで金額違うんだよ」みたいな話にもなっちゃうのかなぁと思ったりで
なんやかんやで今の状況に落ち着いちゃったのかなと思ったり・・。
というかもう、
株主優待なんて配らずに、全部現金で配れよ!
そっちの方が企業側もコストが掛からないだろうし、株主も嬉しいだろ!
って話ですよね。
株主優待とかいう日本独自の変な文化、やめてしまえば全部解決するのに。
と言いつつ、僕も株主優待好きなんですけど。
すかいらーくで「全額分の領収書ください」と言ったときの体験談
これは僕の体験談なんですが
僕は以前、すかいらーくグループの「しゃぶ葉」という店で
- 株主優待:3,000円
- 現金:2,000円
みたいな感じで株主優待を併用して支払いをしました。
そしたら、2,000円分の領収書しか発行してくれませんでした。
このとき、僕はとっさに「え?全額分の領収書をもらえないっておかしくね?」と思ったので
「株主優待券とは言え合計5,000円分払ったんだから5,000円分の領収書を渡すべきでは・・?」とレジの子に質問しました。
(このときは僕もどちらが正解か分からなかったので純粋に訊いてみたんです)
そしたらレジの子は「いえ、現金分だけしか発行できないと思います・・」と自信なさげに反論してきたので、僕も「え?本当ですか?僕は5,000円分渡すべきだと思うんですけど・・」と反論しました。
するとレジの子は「上の者に相談しますので少々お待ちください」と言って、マネージャーみたいな人に相談しに行ったのですが
マネージャーの人も分からなかったらしく、「店長に電話で相談しますので少々お待ちください」と言われました。
それから10分くらい待ってたら、マネージャーの方が「すみません、こちらが間違っていたみたいです」みたいに謝罪してきて、最終的に5,000円分の手書きの領収書を書いてくれました。
このときの僕は「ほら見ろ、やっぱり俺が正しかったじゃねーか」と思ったんですが
もしかしたら「もう面倒だから全額分の領収書を書いて帰ってもらえ!」みたいな指示があったのかもしれません・・。
まとめ
というわけで
・「株主優待は現金と同価値だ!」と国税庁が認めているので、株主優待で支払った場合でも全額分の領収書を発行してもらえるはず
・だけど株主優待を発行している企業によっては「株主優待で支払った分の領収書の発行はできません」とか言ってるところもある。(なんでだよ!)
・「株主優待で支払った分の領収書の発行はできません」と言っている企業でも、「全額分の領収書発行しろや!」とゴネれば全額分の領収書を発行してくれるかもしれない
という内容でした。
おわり
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