個人事業主(アフィリエイター)として2年目の僕が
個人事業主にオススメの確定申告ソフトについて紹介してみたいと思います。
今までの確定申告歴
僕の今までの確定申告歴は
- 1年目:白色申告・・・・・・・・・・・・「手書き」
- 2年目:青色申告(65万)・・・「MFクラウド確定申告」
- 3年目:青色申告(65万)・・・「MFクラウド確定申告」
という感じです。
クラウドタイプの確定申告ソフトがオススメ!
世の中には、いろいろな確定申告ソフトがあるけど
今から使うとするなら、「クラウド」タイプのソフトが絶対に良いです。
なぜ良いかというと
クレジットカードや銀行口座の明細を取り込んで
それらを自動的に仕訳することができる「自動仕訳機能」があるから。
この自動仕訳機能があると本当に楽ちんだし、作業量を大幅に減らせます。
なので、選ぶなら絶対にクラウドタイプのソフトにした方が良いです。
オススメの確定申告ソフト3つ【比較表】
というわけで
個人事業主に定番の「クラウド」タイプの確定申告ソフト、3つを比較してみます。
MFクラウド 確定申告 | freee | やよいの青色申告 オンライン | ||
---|---|---|---|---|
UI (仕訳画面) | ||||
プラン※1 | ベーシックプラン | スタータープラン | セルフプラン | |
価格(税抜) |
2019年5月に値上げされました↓
|
2020年5月に値上げされました↓
|
| |
UIのシンプルさ※2 | ○ | △ | △ | |
取っ付きやすさ※2 | △ | ○ | △ | |
操作に慣れた後の使いやすさ※2 | ○ | △ | ○ | |
セキュリティの強さ※3 | ○ | |||
シェア率※4 | △ 2位(19.9%) | ✕ 3位(16.9%) | ○ 1位(56.8%) | |
連携できる金融機関の数※5 | ○ | |||
サポート | メール | ○ | ○ | ✕ |
チャット | ○ | ○ | ✕ | |
電話 | ✕ | ✕ | ✕ | |
訪問 | ○(有料) | ✕ | ✕ | |
消費税申告の作成 | ✕ | ○ | ✕ | |
第3表の作成(FXなど) | ✕ | ○ | ✕ |
※1:プランはどれも最安のヤツです
※2:個人的な意見です
※3:セキュリティの専門家じゃないから詳しいことは分からないけど、どのサービスも「セキュリティは強固です!」と謳ってます
※4:クラウド会計ソフトの利用状況調査(2017年3月末)
※5:どの会社も順次、提携数を増やしていってます
・・というわけで、わざわざ比較表を書きましたが
・ぶっちゃけ機能的には、どのソフトも似たり寄ったりである
(弱小の個人事業主ならどれを使っても大差ない)
・なので、実際に試用してみて「使いやすいな」と思ったヤツを使えば良いと思う
という結論になります。
「このソフトではできるけどこのソフトではできない」みたいな機能はほとんどないので。
ザックリした違い
それでもあえて違いを書くと、次のような感じだと思います。
MFクラウド・・・
簿記の知識のある人なら、慣れると使いやすいソフト
freee・・・
簿記の知識がない人でも取っ付きやすいソフト
やよい・・・
「MFクラウドとfreeeの中間」って感じソフト
「スタンダードofスタンダード」って感じ
(特に特筆すべきことがない)
・「freee」は、完全に「何も知らない初心者向け」って感じのソフト。
・「MFクラウド」は、「簿記をある程度しっている人向け」って感じのソフト。
・「やよい」は、「freee」と「MFクラウド」の中間って感じのソフト。
・「MFクラウド」と「やよい」は、操作性が若干似てるような気がしないでもない。
僕は3つ使ってみましたけど、「MFクラウド確定申告がダントツで使いやすいな!」と感じたのでコレを使うことにしました。
おすすめ
というわけで、オススメ順に紹介してみます。
1位:MFクラウド確定申告
おすすめ1位の理由は次の通り。
2.値段が安いから
まず、ユーザーインターフェースがすごくシンプルだから、
「これはどういう風に操作すれば良いんだ?」と操作に迷うことがほとんどない。
ストレスを感じずに作業できる。
次に「値段が安い」。(2019年7月追記:値上げされたので安さのメリットはうすくなりました)
他の確定申告ソフトは、1年中有料プランに入らないと、データが全部消えてしまうけど、
MFクラウドは無料プランに戻ったとしても、データが消えない。
1ヶ月単位でも、有料プランに入ることが可能。
つまり、
- 1月:無料プラン
- 2月:有料プラン
- 3月:無料プラン
- 4月:無料プラン
- 5月:無料プラン
- 6月:無料プラン
- 7月:無料プラン
- 8月:無料プラン
- 9月:無料プラン
- 10月:無料プラン
- 11月:無料プラン
- 12月:無料プラン
みたいな感じで「1ヶ月だけ有料プランに入って確定申告を一気におわらせる!」みたいなことができる。
結果的に、すごく安上がりにできる。
- 公式ページ:MFクラウド確定申告
2位:やよいの青色申告オンライン
実際に使ってみると
- 「MFクラウド確定申告の下位互換っぽいな」
- 「特筆して良いところもないけど、悪いところもないな」
って感じのソフトだと思った。
シェアとしては圧倒的に1位らしいけど、これは「元々やよいのソフトを使っていて惰性でクラウドもやよいを使ってる」って人が多いからであって、「ソフトの完成度が高いからやよいと使ってる」というわけではないと思う。(たぶん・・)
「freeeよりマシ」だから2位にしてるってだけで、正直、別に惹かれる点はない・・。
- 公式ページ:やよいの青色申告オンライン
○白と青
ちなみに、やよいのクラウドタイプの確定申告ソフトは、
- やよいの青色申告オンライン
- やよいの白色申告オンライン
の2つがある。
○インストール型について
やよいは、
- 「やよいの青色申告」
- 「やよいの白色申告」
と言った、インストール型のソフトも販売している。
でも、「インストール型」は、「クラウド型にデメリットを追加しただけのソフト」だから、基本的に使う価値はない。
3位:freee
freeeは、「簿記の知識がない人でも確定申告できます!」ってのが最大のウリらしい。
▲freee の特徴 |
そのウリの通り、簿記を理解していない人には、かなり親しみやすいUIになっているけど
逆に簿記をある程度理解している人からすると、すごく使いづらいUIになってます。
(実際、僕は使ってみて「使いづれえ」と思いました・・)
というわけで
「俺は簿記を一生理解する気がない!」
「確定申告さえできればそれで良い!」
みたいな人には、freeeはかなりオススメできると思います。
逆に、そうじゃない人には使うべきじゃないと思います。
- 公式ページ:freee
簿記の知識って必須では・・?
個人的には、「個人事業主なら簿記の知識くらい知っておいた方が良いじゃねーの?」という気がするので、freeeは選択肢としてありえないです。
なぜ「簿記の知識を身につけておいた方が良いか」というと、次のようなメリットがあるから。
- (最低限の)会計の知識が身につく
- PSシート・BSシートの見方とかわかるようになる。
- 自分の事業状況を把握できる
- 「今月は経費全然使ってねえな~」とかすぐに分かる
- 節税意識が芽生える
- 「節税すっか!」という意識 is 大事
そもそも、簿記なんて3日も勉強すれば大体理解できるんだし「それくらい勉強したらいいじゃん」という感じ・・。
MFクラウド確定申告=特許侵害・・?
というわけで
「MFクラウド確定申告 最高だな!!」
って感じなんですが、1つだけ懸念点があります。
それは、「freeeから特許侵害で訴えられている」という点。
- freeeがマネーフォワードを提訴、勘定科目の自動仕訳特許侵害で
(マネーフォワード:「MFクラウド確定申告」を作ってる会社)
どっちの言い分が正しいのかは知らないけど、「もしfreeeが勝訴すればMFクラウド確定申告は弱体化してしまうのではないか?」という懸念があります。
個人的にはマネーフォワードに頑張って欲しいところだけど、どうなるんだろうか・・。
というかユーザーからすると
- 「裁判で争うリソースを割くくらいならソフト改良にリソース割けよ」
- 「2社にとって1番の強敵は”やよい”でしょ?何やってんだ」
という負の感想しかないんだけど、とりあえず今後の展開に注目したいところ。
追記:
裁判の結果、マネーフォワードが勝訴しました。
この記事を読むと、freeeは「とりあえず訴えたろwww」みたいなクソな魂胆が見え見えだったので、「こんな会社に会計データ預けるなんて絶対イヤだな」という印象しか受けませんでした。
あと、マネーフォワードは、2017年9月に東証一部上場を果たしたので、会社の格付け的にもfreeeより上になりました。
まとめ
というわけで、個人的には
「MFクラウド確定申告」めっちゃオススメだよ!!
です。
おわり
追記(2019年3月19日):
MFクラウドの感想記事を書きました↓。
参考:3年使って分かった!MFクラウドのメリット・デメリット
正直、この記事内では「MFクラウド超おすすめだよ!」と言っていたのですが、機能的にはfreeeの方が優れてるので、いまから検討している人はfreeeのほうが良いかもしれません・・。
(とは言いつつ、僕はMFクラウドを使い続けますが・・)
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