確定申告はExcelだけで十分?確定申告ソフトを買う意味は?

「確定申告」を効率的に終わらすには、絶対になんらかのソフトが必要になります。

 

ですが、「今年から確定申告するぜ!」みたいな人の中には

  • 「確定申告ソフトごときに年1万円も払いたくねー」
  • 「Excel形式のテンプレートで確定申告すれば0円じゃん」
  • 「じゃあExcelで良くね?」

みたいに思う人が少なからず居るんじゃないでしょうか。

 

実は僕もその1人でした。

 

「なんで”自分の金を奪い取る仕組み”を自分から進んで学ばないといけないの?」

「しかも確定申告ソフトも有料とかふざけてんの?」

 

・・と不満タラタラでした。

 

なので当初「意地でもExcelで確定申告してやるぜ!」と思っていました。

 

しかし結局、

「Excelを使うくらいなら確定申告ソフトを購入した方がコスパ良いな・・」

という結論になり、MFクラウド確定申告を使うことにしました。

 

・・というわけで、この経験を踏まえて

  • 「確定申告ってExcelで十分じゃねーの?」
  • 「確定申告ソフトって買わねーといけねーの?」

と思ってる人向けにいろいろ書いてみます。

比較表

最初に

「どっちがどう違うの?」という人向けに、比較表を書いてみます。

 Excel形式の
テンプレート
確定申告ソフト
(クラウド系)
UI
(例: エクセル簿記

(例:MFクラウド確定申告
値段は?0円月800円程度~
どのパソコンからでも使える?
(Excelが必要)

(ブラウザさえあれば良い)
ネット環境が不要?
最新制度への対応は?△(作者次第)
クレジットカード明細を取り込める?
銀行口座明細の連携機能を取り込める?
カスタマイズ性はある?
困ったときのサポートは?
ネットの情報量は?

 

というわけで、結論から先に書くと

「確定申告ってなに?」ってレベルの初心者なら・・・
⇒絶対に確定申告ソフト買っとけ!

「確定申告なんて楽勝だぜ!」ってレベルの中級者なら・・・
⇒Excelで良いかもね!

という感じになります。

作業量がぜんぜん違う

僕は既に何度も、青65で確定申告したことがあるから分かるんですが

「確定申告ソフト」は楽ちんすぎてヤバイです。

 

どれくらい楽ちんかっていうと

Excelだと「10」の作業量が必要だけど
確定申告ソフトを使えば「2」で済む!

ってレベルでぜんぜん違います。

作業量が楽チンになる主な理由は

  • クレジットカードの明細
  • 銀行口座の明細

の2つをオンラインで自動的に取得することができるからです。

これができるかできないかだけで、作業量が「天と地」くらい違います。

 

確定申告ソフトは有料なだけあって

いろいろな機能があって、しかもそれらが使いやすいように工夫されてます。

 

なので、時間短縮できるし、使っててストレスもたまりません。

Excelでも確定申告ソフトなみにすることは可能

Excelだと、テンプレートを自分が使いやすいようにカスタマイズしまくれるので

工夫しだいで確定申告ソフト並に使いやすくはできると思います。

 

ですが

「”確定申告とかいう生産性ゼロの作業”のために時間割くのもったいなくね?」
「その時間で本業頑張って稼いだほうが良くね?」

という根幹的な問題が出てきます。

 

金はいくらでも増やすことはできるけど、時間を増やすことはできないし、

そもそも「数千円のために数十時間をムダにする」というのは、コスパが悪すぎますよね。

僕みたいに、税金についてのブログを書いてる人なら

「Excelで確定申告することで更に確定申告についての理解を深める!」

みたいな目的でExcelを使うのは良いかもしれないですけど、そんな変人は滅多にいないでしょうし・・。

確定申告ソフトの代金=経費

確定申告ソフトの代金は、経費として計上できます。(勘定科目=消耗品代などで)

なので、実質6割くらいの負担で買えるのと同義。

 

「10,000円払ったとしても、4,000円かえってくる」

って考えると「そこまで高くないんじゃね?」って気がしませんか?

 

そもそも

「確定申告しないといけないくらい稼いでるんでしょ?」
「それなら確定申告代くらい痛くもかゆくもなくね?」

って気がしませんか?

Excel=難易度高すぎ

確定申告ソフトの場合、決められたテキストボックスに入力するだけ。

なので、そこまで的はずれな確定申告書が出来上がることはありません。

ある意味、初心者でも安心して使えます。

 

でも、Excelの場合、

「どのセルに何を入力すれば良いんだ・・?」
「このセルには数値を入力するのか?文字を入力するのか?」
「文字の場合は、半角?全角?」
「ここに行を追加しても大丈夫なのか?計算式が崩れたりしないのか?」

などと根本的に分からない部分が多すぎます。

そもそも、「確定申告なにそれ?」というレベルの初心者だと、先に”確定申告の仕組み”を理解しないと、他人が自作したテンプレートの意図なんて理解できるはずもない。

 

つまり、敷居が高すぎるんです。

 

無理やり例えるなら

「英語で書かれた難しい哲学の本」があったとして、「英語は読めないけど頑張って哲学を理解したい!」

って言ってるのと同じくらい不毛なことと言えます。

 

「いや先に英語の勉強をしろよ」と。

確定申告ソフトを使えば、「英語で書かれた易しい哲学の本」くらいにはなるはずで、哲学を理解するための難易度はかなり下がります。

困ったときのサポート

Excelで確定申告する場合は、

「誰かが配布してくれている確定申告のテンプレート」を使うことになります。

 

そして、そのテンプレートは、現行法に合わせて更新する必要があります。

例えば、「税法」が改正された場合、そのテンプレートを現行法に合わせて更新する必要があります。

例えば、消費税が「8%」➙「10%」に変更された場合など。

 

しかし、テンプレートの作者が更新してくれるとは限りません。

その場合、自分でExcelのセルをいじって更新する必要があります。

でも、ヘタにいじれば、計算式が壊れてシート自体がめちゃくちゃになるかもしれません。

また、ネットでその”テンプレート”のことを調べても、そんなマイナーなテンプレートを使っている人なんて滅多にいないだろうから、「○○についてワカラン!」と思って「○○ やり方」などとググっても、99%解決しません。

そんなテンプレートを使っている人なんて極わずかでしょうから。

 

対して「確定申告ソフト」なら、現行法に合わせてすぐさま更新してくれる。

しかも、操作方法が分からない場合はサポートに訊けばすぐに解決する。

使っている人が多いソフトなら、サポートに頼らずとも、ネットで「○○ やり方」などとググれば99%解決する。

 

「ソフトの使い方を調べる時間」なんてムダ以外の何者でもない・・。

まとめ

比較するつもりが、確定申告ソフトの良いところばっかり書いてしまった・・。

しかし実際、この通りだと思うから仕方ない・・。

 

というわけで、最初に書いた通り、

「確定申告ってなに?」ってレベルの初心者なら・・・
⇒絶対に確定申告ソフト買っとけ!

「確定申告なんて楽勝だぜ!」ってレベルの中級者なら・・・
⇒Excelで良いかもね!

という風な結論になります。

おすすめの確定申告ソフト

「初心者はExcelより確定申告ソフトがオススメなのは分かった!」
「でも、確定申告ソフトっていろいろあってどれが良いかワカラン!」

という人は、「MFクラウド確定申告」がオススメです。

 

なぜオススメかと言うと、

1.見た目がシンプルで分かりやすいから
2.値段が安いから
3.僕も使っていて「使いやすい!」と思うから

みたいな理由があるからです。

詳しくは以下のページを参照してください。

個人事業主にオススメの確定申告ソフト3つ【MFクラウド、freee、やよい】
個人事業主(アフィリエイター)として2年目の僕が 個人事業主にオススメの確定申告ソフトについて紹介してみたいと思います。 今までの確定申告歴 僕の今までの確定申告歴は ...

 

おわり

 

※1:クラウド会計ソフトの利用状況調査(2017年3月末) « ニュースリリース | 株式会社MM総研

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