アメリカの売上税と使用税の違い

アメリカって消費税が存在しないらしい。

 

しかしそのかわりに

  • 売上税
  • 使用税

という2つの税金が存在するらしい。

 

「何それどういうことなの」「消費税と何が違うの」などと気になって調べたのでメモ。

売上税と消費税との違い

消費税との違いは以下の通り。

  • 消費税:モノ・サービスを購入した全員が課税される
  • 売上税:モノ・サービスを購入した最終消費者だけが課税される

 

例えば、お米の流通を例に考えてみると

米農家 → 小売店 → 消費者

のような流れになるわけだけど

 

消費税の場合は以下のようなお金の流れになり

米農家       →     小売店      →      消費者
販売価格:3,240円       販売価格:4,320円       
(本体価格3,000円+税240円)  (本体価格4,000円+税320円) 

★納める消費税は?★
→米農家・・・240円を消費税として国に納める
→小売店・・・320円240円=80円を消費税として国に納める
→消費者・・・何も納めなくてOK

 

売上税の場合は以下のようなお金の流れになる。(塗りつぶしが消費税と違うところ)

米農家       →     小売店      →      消費者
販売価格:3,000円       販売価格:4,320円       
               (本体価格4,000円+税320円) 

★納める消費税は?★
→米農家・・・何も納めなくてOK
→小売店・・・320円を消費税として国に納める
→消費者・・・何も納めなくてOK

 

「何がどう違うの?」というと「仕入れしたときに税をどうするか」が違う。

最終的に負担する税は全員同じ。

 

まぁ要するに

消費税という名の税金は存在しないけど、売上税という「ほぼ消費税みたいなものだろ」と言いたくなるような税金は存在する

ってこと。

使用税とは?

アメリカって州ごとに売上税の税率が違うらしいんですよね。

例えば

  • A州:8%
  • B州:5%

みたいな感じで。

なのでこの場合「A州の人はB州で買い物したほうがオトクじゃん」ってなもんで、A州で買い物しなくなる。

そうなったら「A州で商売してる人がかわいそうじゃん」ってなる。

 

そこで「B州で購入したモノ・サービスを、A州で使用した場合は差額の3%を納めましょうね」みたいなことになった。

その差額のことを使用税と呼ぶらしい。

ただ、使用税は消費者の自己申告らしいので、納めていない人が多いらしい。

しかも最近はネット通販の発達で、他州の店で購入するのが簡単になったせいで「申告してないヤツ多すぎだろ!」ってなもんで、申告漏れが社会問題になってるとか・・。

 

 

・・はい、というわけで超ザックリしたメモでした。

 

おわり

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