開業届を出すメリット・デメリット【すぐに出すのは待った!】

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▲僕が出した開業届です

「開業届」を提出するメリット・デメリットを調べた。

その結果のメモ。

メリット

たぶん、5つくらいあると思われます。

①青色申告できるようになる

どういうことかというと、

 

「開業届」を出すと「青色申告承認申請書」を提出できる!
 ↓
青色申告できるようになる!

という理屈。

つまり、間接的だけど「開業届」を提出しないと青色申告ができないということ。

ちなみに、「開業届を出しておかないと事業所得で申告できない!」と思っている人がたまにいるみたいだけど、
「事業所得として認められるかどうか」の基準は、ザックリ言うと「事業としてガチで取り組んでいるか」です。

なので、開業届を出さなくても事業所得として申告は可能です。

②お得な制度にいろいろ申し込める

個人事業主として、いろいろと申し込めるようになります。

例えば、「小規模企業共済」とかいう個人事業主にとっての神制度は、「開業届」の控えがあると開業してすぐにでも申し込むことができます。(無い場合は確定申告書の控えが必要)

 

なので、開業届の控えは絶対に捨てたらダメ

大切に保管しておく。

③事業用の口座を開ける

屋号で口座を開けるようになります。

④確定申告書が届くようになる

開業届を出していると、毎年1月くらいに確定申告の書類が一式届くようになります。

ただ、確定申告ソフトでやる場合は使わないから、むしろデメリットかもしれない。(届いても邪魔なだけだから)

⑤気合が入る

こういう人もいるらしい。

デメリット

たぶん、3つくらいあると思われます。

①失業保険を受け取れなくなる

会社員から無職に転落したウンコ人間の救済制度、失業保険」が受け取れなくなります。

失業保険とは?

雇用保険の被保険者の方が、定年、倒産、契約期間の満了等により離職し、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し、1日も早く再就職していただくために支給されるものです。

引用:ハローワークインターネットサービスより

(失業保険は、失業中の人が受け取れる保険なので、「開業届を出してるってことは新しい仕事をしてるってことじゃん!」となるので)

これはめちゃくちゃデメリットなので、「収入0円だけど会社辞めたった!」みたいなウンコマンは、失業保険を受け取ってから開業届を出した方が良いです。

②確定申告しない場合、指摘されちゃうかも

「開業届」は、「これから事業始めるで!」という宣言と同じ。

なので、確定申告をせずにいると、「こいつ宣言してるくせに確定申告してやがらねえぞ!」となるかもしれない。

だから、脱税したいなら開業届は出すべきじゃないです。

収入が低い事業主=確定申告をしなくても正直バレないよね・・って話
タイトル通り。 「収入が低いけど、確定申告ってしないといけないの?」 「ぶっちゃけバレないんじゃないの?」 とか思っている人向けの記事。 ※注: このペー...
脱税するくらいなら経費を計上しまくった方が遥かにリスクが低いよね!とかそういう話
自営業で仕事やってる人の9割以上は 「税金払いたくない!」 「払うとしても安くしたい!」 と思ってますよね? ・・うん、分かるよそれ。 僕もそう思いますよ。 ...

③国民健康保険の減免ができない

個人事業主の場合、(ほとんどの場合)国民健康保険に入ることになるけど、市町村によっては保険料を減免することができます。

参考:大阪市市民の方へ 国民健康保険料の減額・減免等(大阪市の場合)

 

しかし、開業届を出した場合、「開業届を出してるってことは新しい仕事をしてるってことじゃん!」となり、減免されない可能性があるかもしれません。

出さなかった時のペナルティ

出さなくてもペナルティは無い

なので、「俺は確定申告したくない!税金なんて納めてたまるか!」という人は出さなくても良い。

ずっと怯えて暮せば良いと思う。

 

おわり

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