【アフィリエイト】補助科目は設定した方が良いのか?

この記事は、

  • 「補助科目ってなに?」
  • 「補助科目って設定した方が良いの?」

とか思ってるアフィリエイター向けの記事。

先に結論から書いとくと、設定した方が良いと思う。
(というか使用する確定申告ソフトによっては、按分計上をするために設定せざる得ないと思う)

補助科目とは?

補助科目は、勘定科目を更に細分化するためもの。

例えば、「水道光熱費」という勘定科目には、

  • 水道代
  • 電気代
  • ガス代

などの出費が該当する。

しかし、「水道光熱費」という勘定科目だけでは、「この仕訳は水道代なの?電気代なの?ガス代なの?」という風に迷っちゃう。

  • 1月11日:(借方)水道光熱費:4,000円/(貸方)普通預金:4,000円

例えば、こういう仕訳↑があった場合、「この4000円は水道代なの?電気代なの?ガス代なの?」っていう風に迷っちゃうよね?ってこと。

 

だからこういう場合、↓のように、「水道光熱費」の中に補助科目を設定すると幸せになれる。
(補助科目の名前はテキトーで良い)

水道光熱費(勘定科目)┐
          ├水道代(補助科目)
          ├電気代(補助科目)
          └ガス代(補助科目)

補助科目を設定するメリットは?

メリットは以下の2つだけだと思う。

  1. 今年の●●(勘定科目)の内訳はこんな感じになってるのかぁ」とひと目で把握できる
  2. ●●(勘定科目)の▲▲(補助科目)の按分比を70%にしよう」みたいな按分の設定を簡単にできる(確定申告ソフトを使用している場合)

順に説明する。

1.勘定科目の内訳をひと目で把握できる

「売上高」の例

例えば、「売上高」(勘定科目)の補助科目として、各ASP名を設定しておくと、

以下↓のように「どのASPからどのくらい売上があったのか」をひと目で把握できたりする。

▲MFクラウド確定申告の例
(メニューの「レポート」→「収益レポート」)

 

これが分かることで何のメリットがあるかと言うと、

「Google AdsenseとAmazonアソシエイトの売上に頼りすぎだなぁ・・。」
「もっと成果報酬系に力を入れるか!」

みたいに、今後のアフィリエイトの方向性(?)を決めるのに役立つ。

・・うん、それだけ。

あと、月次の売上推移(補助科目ごとの)を見れたりもする。


▲「AmazonとGoogleAdsenseが増えてきてるなぁ~」などと直感で把握できる

「通信費」の例

例えば、「通信費」(勘定科目)の補助科目として、

「ドメイン代」「プロバイダ代」などを設定しておく。

すると、以下のように「通信費の内訳はどれだけなのか」をひと目で把握できるようになる。

▲MFクラウド確定申告の例
メニューの「レポート」→「費用レポート」

 

これが分かることで何のメリットがあるかと言うと、

「ドメイン代にお金使いすぎだなぁ。使ってないドメイン解約するかぁ。」

みたいなことに気づける。

つまり、「経費を削減しよう!」という清く正しい心を持つことができる。

・・うん、それだけ。

2.按分比の設定を簡単にできる (確定申告ソフトを使用している場合)

市販の確定申告ソフト(MFクラウド確定申告、freeeなど)では、

按分比を入力するだけで、任意の補助科目(もしくは勘定科目)に、按分の設定が行える。

例えば、以下↓のような感じで。

通信費┐
   ├ドメイン代 ←これは按分しない(100%)
   ├プロパイダ料・回線料 ←これは按分する(按分比:70%)
   └スマホ代(通信費含)←これも按分する(按分比:80%)

 

だから、1つの勘定科目の中に、「按分する出費」「按分しない出費」が入り混じっているような場合、「按分する出費」には補助科目を設定する必要がある。

▲例:MFクラウド確定申告の按分比設定画面
(メニューの「決算・申告」→「家事按分」から開ける)

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売上高に補助科目を設定する場合は、 売掛金にも補助科目を設定する

「売上高」に補助科目を設定した場合は、「売掛金」にも同じ補助科目を設定した方が良い。

なぜなら、後から売掛金を見返した時、「この売掛金はA8のものなの?Amazonのものなの?Google Adsenseのものなの?」という風に分からなくなっちゃうからである。

「そもそも売上高に補助科目を設定してるのに、売掛金に設定してないっておかしくね?これって対(つい)になるものじゃね?」ということ。

 

んで、具体的にどういう風に設定するかというと、

例えば、こんな感じ↓の補助科目を「売上高」(勘定科目)に設定した場合は、

売上高┐
   ├A8
   ├Amazon
   └Google Adsense

こんな感じ↓で「売掛金」(勘定科目)にも同じ補助科目を設定した方が良いということ。

売掛金┐
   ├A8
   ├Amazon
   └Google Adsense

 

つまり、例えば補助科目「Amazon」として計上した「売上高」は、同じように「売掛金」も補助科目「Amazon」として計上する必要があるよーということ。

補助科目を設定すべき勘定科目

基本的に、

  • 「この勘定科目は金額が大きすぎるなぁ。ちょっと減らさないとなぁ」
  • 「この勘定科目の内訳は詳しく知っておきたいなぁ」
  • 「この勘定科目には按分する出費と按分しない出費が入り混じっているなぁ」

と思うような勘定科目は、補助科目を設定した方が良い。

ちなみに、一番最初に書いたような「水道光熱費に対して、水道代・電気代・ガス代という補助科目を設定する」なんてことは、アフィリエイト事業からすると何の意味もないので、設定すべきじゃないヨ。
(分かりやすいから例えで出しただけダヨ)

まとめ

・補助科目を設定すると、勘定科目に内訳が見れるから便利だし、経費の削減・今後のアフィリエイトの方針決定にも(多少)役立つ

・でも、設定しなくても確定申告自体はできるから、「ややこしいことはしたくない!」って人は設定しなくても良いかも
(按分も自分で計算して仕訳すれば出来ちゃうし)

 

おわり

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