最近知ったんだけど、
「nanaco」とかいう電子マネーで税金(所得税・住民税・個人事業税・消費税など)を支払うと、かなりの節約になるらしい。
どういう理屈かと言うと、
↓
しかし、nanacoなら税金を支払うことができる!!
↓
そして、nanacoはクレジットカードで金をチャージできる!!
↓
つまり、nanacoで支払えば、クレジットカードで支払ったのと同義!!
↓
ポイントゲット!! やったぜ!!
という理屈。
例えば、ポイント率1%のクレジットカードで100万円をnanacoにチャージして、100万円分の所得税をnanacoで支払えば、1万円かえってくるということ。
これすごくね・・?
もはや、これを知った後だと、「現金」とか「銀行振替」で支払うのは情弱と言わざる得ないレベル。
てわけで、これをする為の手順についてメモしておく。
税金をnanaco払いするための手順
以下、手順。
1.nanacoカードを発行する
以下の店に行って、「nanacoカードの申込書ください!」と言えば、nanacoの申込書をもらえる。
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー(サービスカウンター)
- ヨークベニマル(サービスカウンター)
- ヨークマート(サービスカウンター)
- デニーズ(レジカウンター)
- 西武・そごう(食品ギフトサロン・商品券売り場)
んで、申込書を書いて、レジの人に渡せば、その場でnanacoカードを貰える。↓
▲nanacoカード(発行手数料として「300円」も必要) |
もしくは、事前にnanaco公式ページから、WEB申し込みしておいて、
- 申込後に表示される「Web申込書番号」をレジの人に伝える
- 申込後に表示される「Web申込書番号」の書かれたページを店員に渡す
という風にしても、発行できる。
あと、定期的に、発行手数料「300円」が無料になるキャンペーンをやってるっぽい。
だから、そのキャンペーンの時に、複数枚作ると、更に情強になれる。
※詳しくは「nanaco 発行手数料 無料」とかでググってください
2.nanacoカードとクレジットカードを紐付ける
発行したnanacoカードを、手持ちのクレジットカードでチャージできるように設定する。
以下のページから設定できる。
▲ログインする際は、nanacoカードの裏に書いてあるカード番号などを入力する |
●ポイントが付かないカード?
nanacoにチャージをしても、ポイントが付与されないクレジットカードも存在する。
例えば、
- Yahoo!カード(VISA)
- 楽天カード(VISA)
などのクレジットカードは、チャージしてもポイントが付与されない。
逆に、
- Yahoo!カード(JCB)
- 楽天カード(JCB)
- リクルートカード(VISA・JCB・MasterCardのどれでも可)
などのカードはポイントが付与される。なのでチャージに使用するならこれらのカードを使用する。
「どのカードならポイントが付与されるの?教えて!」という人は、「nanaco クレジットカード チャージ」とかでググると幸せになれます。
●本人確認する必要あり
あと、どんなクレジットカードも、事前に本人認証をしないと、nanacoカードに紐付けできないっぽいから注意。
参考(Yahoo!カードの例)↓
●nanacoカード1枚 = クレジットカード1枚
あともう1つ。
1つのクレジットカードにつき、紐付けられるnanacoカードは1つだけだから、
nanacoカードの枚数分、クレジットカードも同じだけ必要になる。
(例えば、nanacoカードを3枚作ってチャージしたい場合は、クレジットカードも3枚必要ということ)
だから、事前にクレジットカードも何枚か用意しておく必要がある。
nanacoで支払う際に気をつけること
気をつけることとか色々。
①nanacoカードは早めに発行しとく
nanacoカードは、即日で発行できる。
しかし、発行したnanacoカードを、自前のクレジットカードと紐付けるには、10日間の猶予が必要になるし、紐付けたクレジットカードからチャージするには更に1日間の猶予が必要なる。
つまり、nanacoカードを発行してから、11日経過しないと、クレジットカード経由で支払うことができない。
だから、例えば、「2月20日にnanacoカードを使いたい!」という場合は、11日前の「2月9日」にはnanacoカードを発行して、クレジットカードの紐付けを行っておく必要がある。
②納付書は、5万円以下/枚 で発行してもらう
税務署で納付書を発行してもらう際、5万円以下/枚 で発行してもらう必要がある。
なぜかというと、
- 税金の納付書の金額が30万円を超えると、バーコードがなくなるから
⇒コンビニでは、バーコードがないと、納付を受け付けてもらえない - nanacoカードには、最大で5万円までしかチャージできないから
⇒5万円を超える納付書の場合、nanacoカード+現金という形で支払う必要が出てくる※1
という理由。
▲市役所・税務署の人に、「納付書の金額を、1枚あたり5万円に分割して発行してほしいんですけど・・」と言えば、分割して発行してもらえるはず・・ |
ただし、納付書を分割して発行できるのは、前年度に確定申告した人限定らしい。
例えば、2017年の所得税の納付書を分割して発行してもらいたい場合は、2016年に確定申告しておく必要があるらしい。
なぜかというと、前年度に確定申告していないと「納付番号」が発行されていないかららしい。(ソースは俺の最寄りの税務署のオッサン)
あと、もしかしたら対応する人によっては「分割するのはダメ!!」とか言われるかもしれない。(多分大丈夫だけど)
③nanacoの上限(回数、金額)
nanacoカードは、
- カードのチャージ上限が「50,000円」まで
- 1回のチャージ上限が「29,000円」まで
- 1ヶ月のチャージ上限が「200,000円」まで
- 1日のチャージ回数が「3回」まで
- 1ヶ月のチャージ回数が「15回」まで
- チャージ後は、セブンイレブンなどの店舗に行って、「センターお預かり分」を「カード」に移行する必要がある(ソース)
という感じで、面倒くさい制限がすごく多い。
だから、税金の金額によっては、nanacoカードが複数枚必要になってくる。
例えば、所得税が「1,000,000円」な場合。
nanacoで払える上限は、1ヶ月「200,000円」だから、2月に確定申告を終わらせたとしても、
- 2月20日に、nanacoカードで「50,000円」を所得税として納める
- 2月21日に、nanacoカードで「50,000円」を所得税として納める
- 2月22日に、nanacoカードで「50,000円」を所得税として納める
- 2月23日に、nanacoカードで「50,000円」を所得税として納める
- 3月11日に、nanacoカードで「50,000円」を所得税として納める
- 3月12日に、nanacoカードで「50,000円」を所得税として納める
- 3月13日に、nanacoカードで「50,000円」を所得税として納める
- 3月14日に、nanacoカードで「50,000円」を所得税として納める
- 合計:200,000円
って感じで、全額(1,000,000円)を納めることができない。
だから、この場合、こんな感じ↓でnanacoカード3枚を駆使する必要がある。↓
- 2月20日に、nanacoカード(1枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 2月20日に、nanacoカード(2枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 2月20日に、nanacoカード(3枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 2月21日に、nanacoカード(1枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 2月21日に、nanacoカード(2枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 2月21日に、nanacoカード(3枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 2月22日に、nanacoカード(1枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 2月22日に、nanacoカード(2枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 2月22日に、nanacoカード(3枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 2月23日に、nanacoカード(1枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 2月23日に、nanacoカード(2枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 2月23日に、nanacoカード(3枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- ———–↑ここまでで600,000円———–
- 3月10日に、nanacoカード(1枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 3月10日に、nanacoカード(2枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 3月10日に、nanacoカード(3枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 3月11日に、nanacoカード(1枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 3月11日に、nanacoカード(2枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 3月11日に、nanacoカード(3枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 3月12日に、nanacoカード(1枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 3月12日に、nanacoカード(2枚目)で「50,000円」を所得税として納める
- 合計:1,000,000円
複数枚ある場合は、1度に5万以上支払うことも可能※2だが、
さすがにこれは・・、うーん・・。
めっちゃ面倒くさいな!
ここまで読めば分かると思うけど、
税金の金額が大きい場合、nanacoで税金を支払うのは、
(控えめに言っても)めちゃくちゃ面倒くさい。
だから、「たかだか数千円~1万ぽっちを節約するためにアホらしいわ!!」とか思っちゃう人は、大人しくクレジットカードで一括払いするか、情弱御用たちの「現金ニコニコ一括払い」すれば良いと思われ。
国が用意したクレジットカード納付方法は?
2016年分の確定申告から、税金(国税に限る)のクレジットカード払いが開始された。
- 国税クレジットお支払サイト(2017年1月4日~)
国が、「お前ら!クレジットカードで年貢納めてええぞ!」と言い出したわけだけど
この方法での納付は、手数料がボッタクリみたいに高い。
例えば、所得税「50万」を支払う場合、手数料が「4,100円」とか掛かる。
高すぎワロタ。
とは言ったものの、クレジットのポイント分を考慮すると、現金払いで支払うよりは多少は得するから、「nanaco払いするのは面倒くさい!でも少しでも得したい!」という人は、クレジットで支払うと良い。
nanacoモバイルとかいう情強アプリ
nanacoモバイルは、スマホをnanacoカード化できる最強のアプリ。
しかも、
- 既にnanacoカードに紐付けているクレジットカードを、nanacoモバイルに紐付けることが可能
- nanacoカードと違い、発行手数料などの初期費用は不要(全部無料でできる)
という感じで、nanacoカードよりも優れている。
ただ、nanacoモバイルは、iPhoneには対応していないし、Androidも一部のスマホしか対応してないから、使える人は限られる。
俺が持ってるnexus5も対応してなかったしな・・。
ってわけで、もし自分のスマホがnanacoモバイルに対応しているなら、絶対にいれるべき。
まとめ
・nanacoカードで税金を支払うと、クレジットカードの還元率分の節約ができる!
・支払う税金額が大きい場合は、納付書を分割してもらえ!
(所得税・消費税などの国税の場合は税務署、住民税・個人事業税などの地方税の場合は市役所)
・デカイ金額をnanacoカードで一括支払いしたい場合は、nanacoカードを複数枚用意せよ!
・納付書を分割して、月をまたいで支払いしても、nanacoカードで支払いきれない場合も、nanacoカードを複数枚用意せよ!
・nanacoモバイルを使えるなら絶対使え!
おわり
補足
※1.厳密には「センターお預かり分」って奴を利用すれば、1枚で10万円/回まで支払い可能みたいだが、店員によっては「センターお預かり分ってなんぞ・・?」みたいな対応をされることがあるっぽい(?)から、「なるべくカード内の5万円だけで支払った方が面倒が少なくて良いよね」って意味も含んでおる
※2.nanacoカードを複数枚併用すれば、5万以上の納付書も支払うことも可能。
(例えば、30万円の納付書を払う場合、nanacoカードを6枚を使えば、全額nanacoカードで支払うことが可能)
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